■サンアール株式会社
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従来、亜鉛華は亜鉛地金あるいはその地金をメッキ加工等に使用する際に出る滓から製造していました。しかし私たちは、1968年施行の「大気汚染防止法」で大気への放散が禁止された煤煙のうち、製鋼電気炉より発生する煙灰に多量の亜鉛が含まれていることに着眼し、1973年に低品位鉱石の処理に特殊技術を有している東邦亜鉛鰍ニ共同で亜鉛華に再生する事業の企業化に成功。現在では、この亜鉛華をタイヤ製造時の加硫促進剤としてゴムタイヤメーカー等に大量に供給しています。すなわち、私たちの開発した方式により、それまで空中に飛散し公害源となっていた煤煙から亜鉛を回収し、再利用することが可能になり、同時に原料鉱石の多くを海外の鉱山に頼っていた我国の非鉄製錬事業にとっても、尽きざる鉱脈を大空に開発した画期的な技術が大きく花咲いたといえます。
 
 
 
 
 
     
   
     
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